HPE Synergy イメージストリーマープライマリクラスターの指定について

論理エンクロージャーのすべてのコンピュートノードの OS ボリュームをホストして使用するには、1 つのイメージストリーマーアプライアンスが必要です。論理エンクロージャーに含めることができるアプライアンスは、1 台までです。

最低限の高可用性構成には、少なくとも 1 台のアプライアンス(少なくとも 2 つのイメージストリーマーデバイス)が存在します。このアプライアンスをプライマリアプライアンスに指定する必要があります。複数のイメージストリーマーアプライアンスがある場合、アプライアンスのうちの 1 つがプライマリアプライアンスとして指定されます。

プライマリアプライアンス:

  • イメージストリーマーユーザーインターフェイスが実行されるクラスターです。

  • アーティファクトおよび詳細なステータスの管理とイメージストリーマーアプライアンスのメンテナンスのためのインターフェイスを提供します。

  • サーバープロファイルの指示に従って展開を調整します。サーバープロファイルは、展開を制御するためのインターフェイスです。

プライマリアプライアンスは、イメージストリーマー展開サーバーの追加時に選択されます。任意のイメージストリーマーアプライアンスを、プライマリアプライアンスとして選択できます。プライマリアプライアンスを変更しても、OS ボリュームへのサーバーアクセスが中断することはありません。

プライマリとして指定されていないすべてのイメージストリーマーアプライアンスは、セカンダリアプライアンスと見なされます。セカンダリアプライアンスは、その論理エンクロージャーのコンピュートモジュール用のオペレーティングシステムボリュームをホストして使用し、万一プライマリアプライアンスが故障した場合には、バックアップとして機能します。アプライアンス関連の問題がある場合やプライマリアプライアンスを取り外しまたは使用停止する必要がある場合は、展開サーバーを編集して、別のイメージストリーマーアプライアンスをプライマリクラスターとして選択できます。

展開サーバーを編集してプライマリアプライアンスを選択するまでは、OS を展開することはできません。新しいプライマリアプライアンスの再構成とアプライアンスグループの制御権の獲得には、一定の時間が必要です。その間、サーバーは OS ボリュームに途切れることなくアクセスできます。

1 つのクラスターは、イメージストリーマーアプライアンスペアに相当します。アプライアンスはクラスター化され、高可用性を実現します。イメージストリーマーはサーバーが使用する OS ボリュームを保持するため、ミッションクリティカルな用途ではこれは重要です。各論理エンクロージャーは、1 つのクラスターを備えます。クラスターの数はエンクロージャーの最大数 20 によって制限されます。