高可用性

イメージストリーマーアプライアンスは、クラスター化されたアプライアンスデバイスのペアで動作し、高可用性を実現します。高可用性(HA)構成の論理エンクロージャーには、相互接続された2つのイメージストリーマーアプライアンスが必要です。

ストレージの観点から見た場合(アクティブなOSボリューム、ゴールデンボリュームおよびアーティファクトについてのストレージ)、イメージストリーマーアプライアンスの各ペアはアクティブ/アクティブ構成になります。OSボリュームのストレージをサポートするコンポーネントはすべてのイメージストリーマーアプライアンスのペアで常にアクティブになり、コンピュートモジュールとそのブート/実行OSボリュームの間の継続的な接続を実現します。

管理の観点から見た場合、ペアのうちの1つのアプライアンスがアクティブで、もう1つがスタンバイになります。これは、アクティブアプライアンスで障害が発生した場合、スタンバイアプライアンスが制御を引き受けることでデータ(管理データと監査ログ)の消失を防ぐことを意味します。

複数の論理エンクロージャー内でイメージストリーマーアプライアンスが使用される構成では、多くのアプライアンスのペアが形成されます。1つのアプライアンスペアをプライマリアプライアンスペアとして指定し、他のアプライアンスペアをセカンダリアプライアンスペアとして指定します。

プライマリアプライアンスペアに障害が発生した場合、いずれかのセカンダリアプライアンスペアを新しいプライマリアプライアンスペアとして指定できます。HPE OneViewはこの情報を更新し、新たに指定されたプライマリアプライアンスペア上のイメージストリーマーユーザーインターフェイスへのリンクを提供します。

セカンダリアプライアンスペアをプライマリアプライアンスペアとして指定する方法について詳しくは、HPE OneViewヘルプイメージストリーマーOS展開サーバーの展開アプライアンスの変更を参照してください。